Nemar Ending Story

アニメや漫画のことばかり。

残響のテロル 2話「CALL & RESPONSE」

いやー「残響のテロル」久々に見たらくっそおもしろいな!
円盤を買おう。(すぐ買う)

-----あらすじ-----

警察は対策本部を設置。
各署の捜査状況を共有。

ナインとツエルブは新たな爆弾を準備。
完成したものを警察署に持ち込む。
前回同様、犯行予告動画を動画サイトに投稿。
「最初は二本足、次に四本足、最後は三本足なぁに?」
というなぞなぞを投げかける。

警察は犯人が名乗る「スピンクス」という名から
ギリシャ神話のオイディプス王の伝説に行きつく。
その逸話を元になぞなぞの答えを「人」とし、
与えられた数字が並ぶ住所から、
次の爆弾の設置場所を湾岸DNA研究所と推定。

しかし文書課の柴崎はもう一つの伝説を語り出す。
それによるとなぞなぞは「朝二本、昼四本、夜三本」。
その答えは「オイディプス自身」で、
爆弾が警察自身に設置されたのでは?と推測。

柴崎の推測どおり、スピンクスの狙いは、
「2-4-3」の住所が一致した六本木署だった。
倉橋は六本木署爆破の報を受け、
半年前、青森の核燃料再処理施設から
プルトニウムが強奪されたことを柴崎に話す。
倉橋は柴崎を捜査の現場に戻るよう誘う。

一方、爆破した六本木署の様子を眺めるナインは
「早く出て来いよ」とつぶやく。

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私はギリシャ神話を読んだことないので、
今回とても勉強になったな。
こういう神話や逸話を物語に落とし込んだ
テクニカルな脚本大好き。

オイディプス王の伝説について;

スピンクスとはオイディプス王の物語に登場する怪物
オイディプスの父親ライオスは
将来息子に殺されるという神のお告げから
生まれて間もない彼を森に捨てる
ところがオイディプスは生き延びて成長し
ひょんなことから予言どおり父親を殺してしまう
もちろん実の父とは知らずに
そしてオイディプスは王の妻と結婚する
だがそれはオイディプスの母親だった
真実を知ったオイディプス
自分が父親を殺したこと
母親を妻としたこと
その罪に耐え切れず
自らを罰するため
その目を潰し盲人となる

オイディプスは殺してしまった父の国を訪れ
そこに座った怪物スピンクスと対決する
スピンクスは人々は行きかう人に謎々を出し
それが解けないと食べてしまう
「朝には四本足 昼には二本足 夜には三本足」

警察は、ハイハイで歩く赤ん坊は四本足、
大人になれば二本足、老人になれば杖をついて三本足。
よってなぞなぞの答えを「人」と考えた。

だが柴崎によると、このなぞなぞにはもう一説があるという。

「朝二本、昼四本、夜三本」

その答えは、オイディプス自身。
最初は二本足の人間、
やがて父親を殺し母親と交わりいわば獣道に落ちて、四本。
最後は自分の目をついて盲人になり杖が必要になり、三本。

うーん、ギリシャ神話を読んでみたくなるな。
その他にも都庁の建物を支える柱はスーパー柱と呼ばれ
通常の4倍の強度があるとか、新たな知識を得たw

そうそう、1話の都庁爆破に利用された化学反応について、
対策本部の会議で理系のおっちゃんが解説してくれた✨
テルミット反応というらしい;

酸化鉄とアルミニウム粉末の混合物に着火すると
3,000℃近くの高熱が発生。
鉄やコンクリートの融点より高い温度であり、
どちらをも溶かしてしまうことができる

それによりスーパー柱も溶けてしまったと。
さらに火災報知器が反応しスプリンクラーが作動し
水蒸気爆発も発生。

TNT爆弾って言葉も出てきたから調べてみたけど、
TNT=トリニトロトルエン
・・・わからんw

あと「ユナボマー」も気になったので調べると、
アメリカで実在した連続爆弾犯らしい。
頭のいい人の考える事ってわからんな…。

今回のサブタイ「CALL & RESPONSE」、
警察に対する呼びかけに、警察が反応するってことか。
今回は「&」の文字が赤色。

他に気になった要素は、
公安と警察の関係とか、
リサと母親の関係かな。
ナインが警察署で消火器に何かシールを貼ってたけど、
これも何か意味があるんだろうか?
そして一番気になるのはナインのラストの言葉。
「早く出て来いよ」って誰を待ってる??