「憂国のモリアーティ」にハマりました。
眉目秀麗なキャラクターたちが華麗に行う犯罪劇…
アニメを観て続きが気になり、一気に原作を揃えた。
13巻…読んだ……もうボロ泣きなんだが(´;ω;`)ウッ…
「何故…世界の為に命を捧げるのが兄さんでなければならないのだろう…」
「……それでも僕は…自分自身を許せないんだよ……」
こんな完全な自己犠牲ってあります??
より良い社会のために、自身の命すら踏み台にして…
ただひたすら荊の道を進んで、その咎を背負って…
1ミリも救われようとしてない。楽になろうとしてない。
悪の手段でもって社会を変える話で言えば、「Death Note」が浮かんだんだけど、主人公の夜神月は、自身の目的のために都合の悪い無実の人間を殺してしまうんですよね。
そうなってくると彼を支持することができなくなってしまう。
それに対してウィリアムは純度100%の自己犠牲だから。
無実の人を殺すことは絶対にしないってことを徹底してる。
だから、自身のなんとなくの倫理観を根拠に「正しいやり方ではない」と思いつつも、「そんなことをするな」って批判することはできないなって。
何の代替案も提示できないし。
ここで、コードギアスの枢木スザクが言った、「間違った方法で手に入れた結果に、価値はないと思うから」ってセリフを思い出した。
すごい命題を投げつけてきてるよね、何気に。
こういうのって社会学の本を読んだらいいのかなぁ?
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